昨日10月10日(土)午後、早稲田大学ビジネススクールにおいて、根来龍之教授による「情報システムの戦略的投資と経営戦略」講座(ヤマト寄付講座)、ゲストスピーカーに招聘され、登壇いたしました。
ゲストスピーカーで事前課題が出せないという状況のなかで、自らのシカゴブースでの経験をもとに、ビジネススクールでの学び方がどのようにあるべきかを述べたあと、制約があるなかでも、授業の最初に「事前課題」(アマゾンのジェフベゾスがデジタル庁長官になったら?—レクチャー内容を踏まえた本質的で大胆な答えにすること)を出し、最後の30分のクラスディスカッションを念頭にレクチャーを聴くように促しました。
最後の30分のクラスディスカッションでは、別のビジネススクールの教員にWBSの意地を示そうという気概も強かったのだと思いますが、すべて自らの挙手のみの積極的な発言やディスカッションとなりました。発言もレクチャーのエッセンスを踏まえ、レベルも高く、クラスコントリビューションの高いものばかりで率直に驚きました。
根来先生は、WBSの看板教授のお一人であり、特に使命感や問題意識の高い学生が集まっていたという側面はあると思いますが、普段から分析・洞察・構想、問題意識の高い発言をする、クラスコントリビューションを考えるといったことが訓練されていると感じました。
昨日のWBSでの体験を早速にRBSでの指導に活かしていきたいと思っています。
根来先生、向先生、ありがとうございました。
田中道昭