本日の立教ビジネススクールでの医療・介護ビジネス論(全14回×3時間の11回目)では、アゼリーグループの来栖宏二理事長と同グループのバリージョシュアグリズデイルさんにゲストスピーカーとしてご登壇いただきました。
来栖先生のアゼリーグループでは、厚生労働省が最重要政策として掲げている地域共生社会をすでに先行して実現しており、高齢者、要介護者、障害者、子供達が共生してお互いに活かし合うコミュニティーが形成されています。
本日ご登壇いただいたジョシュさんは、ご自身も脳性麻痺というハンディキャップをもちながらも、アゼリーグループのIT部門を担い、さらには国内外のハンディキャップをもつ外国人のために日本案内サイトであるAccessible Japanを運営、NHKやBBCなど国内外のメディアにも数多く出演されています。
本日のお二人のレクチャーでは、多様性や個性ということが大きなテーマになりましたが、ジョシュさんの「実際には多くの人達は『多数派の世界』から物事を見ている」というご指摘を「右利き用の机しかない教室」の写真と同時に受け、私自身も胸が痛くなりました。
あらためて、「多様性や個性を受け入れて活かす」ということは、一人ひとりの立場に成り切って考える、特に「少数派の世界」から自分や他の人を見ることが重要であると思いました。そしてあらためて、多様性や個性が活かされる社会になっていくことに微力ながらも貢献していきたいという使命感を強くしました。
受講した院生にとって本当に優れた学びなったと確信しています。
来栖先生、ジョシュさん、本日はありがとうございました。
以上、引き続きよろしくお願いいたします。
田中道昭

