今般、日本を代表するグローバル製薬企業である武田薬品工業のコスタ・サルウコスCFOとNewsPicksブランドデザインの企画で3回の連載対談が行われ、本日その2回目の記事が配信されました。
「メディカルビジネス×経営戦略×財務戦略」というのが今回の企画のキーコンセプトである中で、武田薬品工業より直接ご指名いただき、第1回目:経営戦略、第2回目:財務戦略、第3回目:R&D戦略について、コスタ・サルウコスCFOと対談を行いました。
ヘルスケア分野においては、東京医科歯科大学大学院にて医療経営学客員講師を務めていた他、2014年には医療経営の書籍も出版、現在も立教大学ビジネススクール(大学院ビジネスデザイン研究科)での担当科目6科目のうち、メディカル・介護ビジネス論(全14回×3時間)を担当しております。
Takedaによる「日本企業による最大級のM&AとPMI」を「経営管理や財務戦略」から主導してきている人物であるコスタCFO。その当事者から、詳細にわたってM&AとPMIの要諦を聞くことができるのは、平常時の企業経営に対しても大きな示唆が得られるものであると思います。
Takedaでは、「実質的なコア営業利益率」という重要指標が、シャイアー買収前の17%程度から、足元では30%超の水準にまで着実に改善してきています。その数字には、買収前からの明快な戦略とその戦略を確実に実行してきたことが投影されていると思います。
「それらの戦略とは何であるのか?」、「日本企業がグローバル企業を買収する難しさとそれを乗り越えていくための秘訣とは何であるのか?」、「コスタCFOが指摘したスムーズなPMIの大きなポイントであった“一貫性”と“透明性”の意義とは何か?」などについて着目してお読みすることをお勧めいたします。→こちらから
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
田中道昭