東洋経済オンラインより、“テスラの大戦略”を分析した記事(記事タイトル:テスラの練り上げられた作戦に脱帽してしまう訳)が本日6月24日配信となりました。
その時の発言や行動だけ見ていると、一見、荒唐無稽に思えることもあるテスラのCEOイーロンマスク。
もっとも、中長期的な視点で分析してみると、2006年に発表した「マスタープラン」を見事に実現させ、さらに2016年発表の「マスタープラン・パート2」も着々と実現させつつあることがわかります。有言実行してきていることこそがイーロンマスクの強みや魅力なのです。
【2006年発表「マスタープラン」】
①最初に高級スポーツカーを作る(ロードスター)
②その売上で手頃な価格の車を作る(モデルS、モデルX)
③その売上でさらに手頃な価格の車を作る(モデル3)
④以上の手順を繰り返しながら、ゼロ・エミッションの発電オプションを提供する
【2016年発表「マスタープラン・パート2」】
①バッテリーストレージとシームレスに統合されたソーラールーフを作る
②すべての主要セグメントをカバーできるようEVの製品ラインナップを拡大
③世界中のテスラ車の実走行から学び、人が運転するより10倍安全な自動運転機能を開発
④クルマを使っていない間、そのクルマでオーナーが収入を得られるようにする
テスラを分析する上で重要なのは、同社が上記のマスタープラン・パート2においてどのような現在地にあり、さらにそこから何をどのようにアップデートしようとしているのかを読み取ることにあります。
お時間許す際に実際の記事をお読みいただければ幸いです。→こちらから
以上引き続きよろしくお願いいたします。
田中道昭