昨日10月22日、立教大学ビジネススクール(大学院ビジネスデザイン研究科)におけるコーポレートマーケティング(18時30分~21時55分、全7回)の授業において、東証1部上場のデジタルホールディングス鉢嶺会長、北浦グループブランディング部長に大学からの正式な招聘ゲストスピーカーとしてコーポレートブランディングやコーポレートコミュニケーション戦略の実際についてレクチャーとディスカッションを実施していただきました。
鉢嶺会長からは、『デジタル革命×コロナ×ベンチャーのコーポレートマーケティング』との演題にて、創業時から抱いてきた使命感や創業時のご苦労、現在起きているデジタル革命の要諦、ベンチャーの存在意義、さらにはデジタルホールディングスのパーパス等についてレクチャーをしていただきました。鉢嶺会長のデジタルシフトで日本や日本企業を変革していきたいという使命感、仲間や社員を人間性や個性で選んできたというご自身の人間性、例え辞めても構わないので社員には副業で成長して欲しいと導入した副業解禁と社員の成長への想いなどには、社会人大学院生からも感動と驚嘆の声があがっていました。
北浦グループブランディング部長からは、『デジタルホールディングスのコーポレートコミュニケーション戦略』との演題にて、パーパス起点で進められている同社グループの変革をどのようにして社内外に伝えているのか、広報・PR活動で力を入れていること、自らの変革に賭ける想いなどについて熱く語っていただきました。北浦部長は今回の講義のために66ページに及ぶ教材を作成して臨んでいただき本当に有難いことであると感謝しています。創業経営者である鉢嶺会長のデジタルシフトにおける哲学・想い・こだわりを完全に共有し、自らがデジタルホールディングスのコーポレートブランディングを表象しているという自覚が社会人大学院生にも伝わり、多くの質問や感想が寄せられました。北浦部長には、今回のビジネススクールでの講義をきっかけとして、自らも外部カンファレンス等で登壇が増えるものと予想・期待しています。本当に心底からお勧めできる素晴らしい内容でした。
鉢嶺会長の私心のない壮大な使命感と人を思う人間性、それを受けた北浦部長のコーポレートコミュニケーションの実際のお話しは、本当に受講生にとって生涯忘れることのできない貴重な経験になったのではないかと観察しています。本講座では、前回がマイクロソフトの企業変革、前々回がネットフリックスの自由と責任の企業文化を取り上げましたが、これらのグローバルトップ企業のケーススタディーにも勝るような実際のお話しを聞けたこと、本当に有難いことであると感謝しています。本当にありがとうございました。
次週のコーポレートマーケティングは、『ソニー再生の要因と同社の今後を予測する』。平井前社長の著作『ソニー再生』、同社統合報告書、同社経営方針説明会資料、同社IRDay資料を事前課題として受講生はクラスに臨みます。昨晩のゲストスピーカーの講義により、企業分析の視点がさらに深まってきたなかで、より積極的なクラスとなることを楽しみにしております。
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
田中道昭