私の最新刊となる『モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか』が集英社インターナショナル新書から12月7日に出版されることに決定し、この度アマゾンにもアップされました。
『モデルナはなぜ3日でワクチンをつくれたのか』の中核を占めている米モデルナは、徹底したDXによって、年単位だったワクチン開発のスピードを飛躍的に高めた新興製薬企業。
その本質は、既存のビジネスを破壊・刷新するデジタル製薬企業であり、開発したmRNAワクチンは、ソフトウエア的、デジタル的な性格をもっています。
モデルナのコーポレートサイトで公開されている膨大なデータや資料への分析、その他徹底的なリサーチにより、モデルナの競争戦略等を詳しく分析・解説しました。
さらに本書では、次世代メディカル・健康産業を分析するとともに、アップル、アマゾン、アリババなど、ヘルスケア産業のプラットフォーム制覇を狙う企業のヘルスケアDX戦略も読み解いています。
これまで業界分析・企業分析の著作としては、IT産業(「GAFA×BATH」等)、自動車産業(「2022年の次世代自動車産業」)、金融産業(「2025年の次世代金融シナリオ—アマゾン銀行が誕生する日」)等について書籍を出版してきましたが、東京医科歯科大学大学院医療経営学客員講師を過去に務め、現在でも立教大学ビジネススクール(大学院ビジネスデザイン研究科)での担当6科目の一つとして『メディカルビジネス論』(3時間×7週間)を7年間にわたって開講してきたなかでの本書出版となりました。
本書の最終章では、「モデルナから日本や日本企業が学ぶべきこと」を論述、使命感をもって取り組んだ1冊です。是非ともご参考にしていただけたら幸いです。
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
田中道昭