【富士フイルムGreen Digitalプロジェクトのプレス発表に登壇】

富士フイルムの中期経営計画「VISION2023」での中核的企業戦略“事業を通じた社会課題の解決”を代表する製品・事業である『Green Digitalプロジェクト』について、本日11月18日(木)に開催されたメディア向けプレス発表において、同製品・事業への競争戦略としての分析・評価についてプレゼンテーション及び同事業責任者との間での2名による討論に参加いたしました。

富士フイルムは、ハーバードビジネススクールでのケーススタディ「(祖業のフィルム事業の市場が10年間で10分の1にまで減少するという)本業消失危機からの復活の軌跡」を古森前社長が、「写真文化は必ず守る」、「富士フィルムの原点には自然からの恩恵に対する感謝とお客様からの信頼がある」、「サステイナビリティ―への長期的な取り組み(のなかで第2創業を実現する)」という方向性で危機を乗り越えてきた日本発のグローバル企業。

「本業消失危機からの復活の軌跡」については、本年2月にそれを率いた古森前社長が解説するとともにフィリップ・コトラーが「古森ウエイ」として分析した、変革のための「理論×実践」の一冊、『Never Stopイノベーティブに勝ち抜く経営』が2名の共著として出版されています。

今回の『Green Digitalプロジェクト』の製品は、データセンターにおけるCO2排出量と電力消費が大きいことが問題となっているなかで、その最大効果ポイントに的確なソリューションを提供する製品であることが特長の一つとなっており、すでにGAFA等米テクノロジー企業でのデータセンターでも活用されているものです。

同プロジェクトの専用サイトはこちらです。

私自身、気候変動対策、地球環境問題への対策を「会社の芯から地球環境問題に対峙する」べきであると以下の通り客員研究員を務めているニッセイ基礎研究所での論考(2019年11月)でも主張してきたなかで、そのパーパスを体現した製品・事業であると注目しています。

グリーンな手法で人・企業・社会のデジタル化を進めていくことが求められているなかで、日本企業がそのリード役となることを期待しています。

「会社の芯から地球環境問題に対峙する」

以上引き続きよろしくお願い申し上げます。

田中道昭

 

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