私は国内外の金融機関時代、オイル&ガスのエネルギーファイナンスにも従事していました。エネルギー経済においては、戦後の大きな不況は原油高に続いて起きているとも言われています。1973年、1979年、1990年、2007年などです。73年は典型的なスタグフレーションでした。今回はもちろん足元では米国でインフレ率がすでに7.5%と40年ぶりの高水準となっているなかインフレ懸念がより重要ですが、原油価格がこれ以上の水準で高止まりしてくると景気後退も懸念せざるを得ない展開になると予想されます。エネルギーアナリストの中ではワーストケースで130ドルまで上昇という見方も出てきています。
ロシアへの制裁、本当に難しい舵取りが求められています。記事はこちらから。
以上ご参考まで。
田中道昭