【自分でやってみること】

今年1月の米NRF2022ではSNSとしてのフェイスブックは10代での利用率が2012年の94%から2021年には27%まで低下、そこでメタはメタバースへのシフトに躍起になっているという話が紹介されました。SNSとして人気のスナップチャットでは13~34歳をスナップチャット世代と命名し昨年60ページのレポートを出して「同世代はすでに他の世代の3倍ARを活用している」等明らかにしています。アップルのティムクックも先日の決算発表で「アップストアでは14千のARサービスが提供されている」と述べています。私もメタのオキュラスを使っていますが、アップルで端末が発売されることで動きが本格化すると思います。

【メタのVR端末分解、原価率は6割 普及優先で利幅薄く: 日本経済新聞】⇒こちらから

ちなみにオキュラスですが、初めて使い始めた時の衝撃は子供の頃自宅にTVが来た時や携帯電話を使い始めた時以上だったかも知れません。使っている時のリアリティーや没入感はすでに驚異的、海外の観光地等、実際に行けない場所に実際に行っているようなリアル過ぎる体験というイメージ。アマゾンプライムVRなどメタ以外からも様々なメニューが提供されており、メタのオキュラスがプラットフォームとなってアマゾンやグーグル等他のデジタルプラットフォーマーからサービスが提供されているという構造にも驚きました。

【原油、供給不安で140ドル目前 世界需要の4%不足も: 日本経済新聞】⇒こちらから

海外のオイル&ガスのエネルギーファイナンスに国内外の金融機関時代従事していましたが、エネルギー経済では「エネルギー使用量=エネルギー使用効率×生活水準×人口など」、「エネルギー需要=技術係数×稼働率×利用資本ストックなど」、「エネルギー消費の対GDP原単位」、「エネルギー消費のGDP弾性値」などを使ってマクロ経済への影響を考えます。原油価格の金融としての実務的な予測では、需給を中心とするファンダメンタルズ↑、主要産油国や金融筋などの「誰が何を考えているか」の分析↑、地政学リスク↑の3つが重要。3つともに↑サインで原油価格が当面は高止まりする方向にあることが現況の深刻さを物語っていると思います。

田中道昭

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