【バイデン氏サウジ訪問、「握手と拳合わせ」ではどちらが親密で深刻か?】(日経電子版Think!コメント)

バイデン氏、サウジ皇太子と会談 原油増産・人権を協議: 日本経済新聞

米議会3誌の一つThe Hillでは、殺害されたカショギ氏が勤務していたワシントンポスト発行者ライアンCEOが、バイデン氏とムハンマド皇太子との拳を合わせた挨拶を恥ずべき行為で同皇太子に不当な贖いを与えるものと批判したと伝えました。米Politicoも、サウジの国王と皇太子が空港でバイデン氏を出迎えなかったことを皮肉り、上記挨拶等が国内で批判を受けていると伝えています。同誌は、バイデン氏がトランプ氏よりもサウジに厳しい姿勢を取ると宣言していたにもかかわらずエネルギー価格高騰とロシア・中国の中東への影響力拡大を受けて訪問したと述べています。原油価格は6月初め以降下落傾向だった中、足元の1日では皮肉にも上昇しています。

人権重視だったバイデン氏のサウジ政策、難易度は極めて高い状況です。

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田中道昭

 

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