プロピッカーを務めているNewsPicksでGAFAM大特集が1週間にわたって展開されることとなり、インフォグラフを多用した本日の第1回目「完全図解GAFAM」記事でコメントが掲載されました。週後半ではさらにまとまった論考が掲載予定です。
年初に米CES2023に参加した際、多くのセッションでコロナブーメラン効果という言葉を耳にしました。コロナ特需で業績拡大・業容拡大したメガテックがその反動で業績悪化でレイオフを始めているという意味。但し、景気後退懸念による広告費削減の影響、過大投資による余剰キャパシティ、顧客離れなど要因は各社によって違いがあります。
象徴的なのは足元の数四半期で従来黒字の北米ECまでもが赤字に陥っているアマゾン。SNSについては昨年米国では変曲点を迎えたという指摘もありました。起きていることは政治・経済・社会・テクノロジーの変化の中でも、特に若い人の価値観の変化。この影響を広告費削減やプライバシー規制の影響以上に大きく受けているのがメタではないかと思います。
数年単位で業績や株価を見ると、成長性・収益性・安定性という企業分析の3大要因を三位一体で充足しているアップル、レイオフは発表したもののマイクロソフトがより強固なポジションにあることが見えてきます。各社固有の要因を見ることも重要です。
実際の記事をご覧いただければ幸いです。
【完全図解】5万人が失職。今、GAFAMで本当に起きていること
田中道昭