10月23日にすばる舎より、「ミッションの経営学」が出版されました。
「ミッションの経営学」出版のお知らせ
この本の出版に際しても、多くの人達のご支援があったことを心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
同社からは10月27日(土)の日経新聞2面下広告欄に半分のスペースで本書の広告も出されました。同社徳留社長、田中編集長には、日頃からの温かいご支援に対して改めて御礼申し上げます。
「ミッションの経営学」は、自分がこれまでクライアント企業とともにミッションや戦略を練り直してきた経験や自らの様々な思いなどが凝縮されています。是非ともお読みいただけるようでしたら本当に光栄です。
また本書は、最初から「ホワイトオーシャン戦略シリーズ」として刊行されました。2冊目は、「ホワイトオーシャン戦略シリーズII.:人と組織の経営学」(仮題)が来春発売される予定となっています。
それでは引続き何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、感謝の気持ちを込めて、本書の「おわりに:ミッションは灯台の灯り、感謝は幸せのフラッシュライト」をお贈りいたします。
ありがとうございます。
「おわりに:ミッションは灯台の灯り、感謝は幸せのフラッシュライト」
ミッションとは、灯台の灯りのようなものです。
使命感や価値感が明快な会社や人は、そうではない場合に比べて、より多くの人を引き寄せることができるでしょう。
そして、ミッションが灯台の灯りだとすると、感謝とは自分の手元にある懐中電灯のようなものだと思います。
夜中に暗闇の庭園にたたずんでいても、そこには何があるのかを見ることはできません。
そこで、手元にある懐中電灯の灯りをつけてみると、そこには真っ赤なバラがたくさん咲き誇っていることに気がつきます。
それと同じように、感謝の気持ちというのは、いまあるものや、いまできていることに気がつき、それらを有り難いと思い、それらの価値を味わい尽くす幸せのフラッシュライトなのです。
自分の健康な身体。家族や友人。会社の同僚や取引先。自分の仕事や趣味。かけがえのない思い出や豊かな気持ちなど。
これらに対して、本当に有り難いと思う感謝の気持ちを味わい尽くしてみると、夜中の庭園で真っ赤なバラを見つけたときのように、とっても幸せな気持ちが満ち溢れてくることでしょう。
本当の幸せとは、じつは身近な足元にある。これに気づき、これをフル活用していくのが、本書でお話したホワイトオーシャンなのです。
「本当に大切なものは失ってみないと気がつかない」とは、よく言われることです。
冒頭にお話したように、私自身もずいぶんと遠回りをして灯台の灯りと幸せのフラッシュライトの大切さに気がつきました。
そして、読者の方々には、大切なものを見失う前に、私のようにずいぶんと遠回りをするようなことはせずに、ミッションという灯台の灯りをともし、感謝という幸せのフラッシュライトの灯りをともしてほしい。
自分自身がすでに持っている良さや強みを再発見し、自分自身の中にある答えを見出してほしい。
これが、本書における私のミッションなのです。
私は本当に多くの人たちに支えられて生きています。これまでも、いまも、そしてこれからも。本当にありがとうございます。
そして、最後までお読みいただいた読者の方々に心からの感謝の気持ちを込めて、幸せのフラッシュライトを贈ります。
自分自身がすでに持っている良さや強みに、有り難いと思う感謝の気持ちをあてて、それらの価値を味わい尽くしてみてください。
そして、それらを愛しんでくださいね。
愛しむということが、いますでにあるものをフル活用するというホワイトオーシャンの真の意義なのです。