なぜ「破壊的イノベーション」はイスラエルから生まれるのか? 2017年のイスラエルへの渡航経験なども踏まえて、現役外交官3人と対談いたしました。
https://www.businessinsider.jp/post-187491
イスラエルでは「今日が人生の最期の1日」と思って1日を精一杯生きると、現地で聞きました。イェルサレムのホロコースト博物館(ヤド・バシェム)では、存亡の危機に瀕したユダヤ民族の歴史に私も大きなショックを受けましたが、離散と迫害の長い歴史のなかで多くの仲間を失い、いまもなお政治や宗教、信条などが異なる国々に囲まれ、いつも危機感と緊張感がある。そうした歴史と現実生活に裏づけられた人生観が共有されているわけです。
イスラエルでは「0から1を」という表現がよく使われます。一方の日本は「1から100を」、すでにあるものを大きくすることが得意だと言われます。
「人は誰でも何かを生み出すために生まれてきた」という表現もイスラエル滞在中によく耳にしました。0から1を生み出す創造力が重視される背景には、いつ何が起きるかわからないという危機感の中で、常に何かを生み出すことに従事していたいという強烈な欲求があるのだと思いました。
日本に対する厳しい指摘もあります。
是非ともご覧いただけたら幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
田中道昭