本日のテレビ朝日、『グッド!モーニング』で、「出前館×ウーバーイーツ買収」について、同買収の狙い、実現した場合の経営効果、ソフトバンクグループ・ヤフー・LINEの真の狙いなどについてコメントいたしました。
「出前館×ウーバーイーツ買収」は、火曜日のテレビ東京WBSで報道された後、出前館は水曜日に開示で「事実無根」と否定、その後の水曜日のWBSでは出前館の中村会長が「トップの決断」コーナーに登場し、大江キャスターの質問に対して、「買収可能性については「内緒」」とコメントしていました。否定しないというコメントにも否定しなかったことから、昨日は「事実無根」をいう強めの表現で否定せざるを得なかったのではないかと分析されます。
私自身は、昨晩の大江キャスターの凛とされたコメントから、WBSでは綿密な取材に基づき確証をもって報道しているものであると感じました。
出前館やウーバーイーツが展開しているフードデリバリーは「投資先行型×規模の経済型」のビジネス。顧客や飲食店に認知してもらうための販促や人員の確保、それらを支える宅配インフラの整備に莫大な費用がかかる事業。特に出前館では、自前の配送拠点と直接雇用の配送員を増やすことで、人件費などの販管費が増大。合併や経営統合でコスト削減×規模の利益を確保したいという狙いがあると想像されます。
なお、私自身も出前館とウーバーイーツ双方を利用しており、出前館についてはアマゾンアレクサを通じて注文しています。
以上引き続きよろしくお願いいたします。
田中道昭