本日10時より開催された介護・医療・福祉業界初のバーチャルEXPO2021において、基調講演及びパネルディスカッションに登壇いたしました。
基調講演においては、「デジタル時代の介護・医療・福祉」との演題で、同分野でのデジタルトランスフォーメーションの最新動向についてお話しました。
基調講演に続いてのパネルディスカッションでは、外国人を積極的に採用し、それぞれの個性を活かす医療・介護経営を実践しているアゼリーグループ来栖理事長にご登壇いただき、「スタッフの多様性と個性を活かす医療介護経営」との演題でプレジデントオンライン星野編集長をモデレーターにディスカッションを行いました。
私からは、リーダーシップ論の視点から、「優れたリーダーとは、多様性と個性を受け入れ、それらを活かし、多様な視点から相手や物事を見ることができる人」と定義し、来栖理事長の経営手法を読み解き、解説いたしました。
アゼリーグループの来栖理事長とそこで働いているグリズデイル・バリージョシュアさんには、昨年の私の立教ビジネススクールでの「医療・介護ビジネス論」にもゲストスピーカーとしてご登壇いただきましたが、その際に私自身が深く胸に刺さった、「多くの人達は“多数派の視点”で物事を見ている」というお話しもシェアさせていただきました。
自戒を込めてのメッセージではありますが、まずは一人ひとりが、自分が見えている視点は自分の視点でしかなく、他の人は必ずしも同じようには物事を見ていないと思って人と接すること、リーダーシップ論からの多様性や個性を活かす要諦、さらには欧米で広がっているDiversity and InclusionからDiversity, Equity, and Inclusionへの動きなどについてお話ししました。
介護・医療・福祉バーチャルEXPOは、本日から2月19日(金)までの3日間の日程で開催されます。
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
田中道昭