本日5月18日付の毎日新聞での5大銀行3月期決算特集記事において、昨日出揃った主要銀行決算結果や今後の見通しなどについてのコメントが掲載されました。
「大手行、利益なき繁忙」
「三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)とみずほFGが最終(当期)利益で増益を確保する一方で、三井住友FGなど3グループは2桁の減益に沈んだ。新型コロナウイルス禍の中、産業のレスキュー役として貸し出しは増えているものの、記者会見した首脳たちの表情はさえない。」
銀行業含めて、現在の主要産業における競争の条件は、「商品サービスを巡る戦いから、プラットフォーム、さらには生活サービス全般のエコシステムを巡る戦い」に進化しています。
金融も特に個人取引においては、「顧客基盤」とは、もはや店舗網ではなく、スマホにおいての親密でフラットな顧客接点を意味するUI/UXに変化してきています。
さらには個人金融取引における顧客接点の入り口はQRコード決済を起点として各種の金融取引に誘導することが新たな競争の条件となってきており、特に個人与信取引ではこの傾向が顕著になると予想されます。
ニーズの変化と競争の条件の変化にスピーディーに対応できるか。
顧客起点のサービスをスピーディーに提供することが求められています。
以上引き続きよろしくお願いいたします。
田中道昭