【マネー収縮、世界に試練、複合危機下の米利上げ】(日経電子版Think!コメント)

「利上げによる金融市場の混乱リスクvs.原油・資源価格高騰によるさらなるインフレ懸念リスク」という構図の中で、FRBとしては金融市場の混乱が起きないことを注視しながらも利上げに踏み切らざるを得ないという難しい状況。そこで最も注視すべきは新興国危機というリスク。新興国からの資金流出→銀行危機→信用収縮→流動性危機→経済危機が起きないようにすることが重要になってきます。特にロシアへのエネルギー依存度も高く、物価上昇率や金利もユーロ圏全体より高めに推移している中東欧への影響に注視が必要。米国に加えて、「戦時下」で金融正常化を断行せざるを得ない欧州。様々な分野での行動が日本にも求められていると思います。

 田中道昭

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