「肥料不足」の影響とは何でしょうか。肥料が必要となるのは、植物自身が作り出すことができなかったり、土中に十分に含まれていないからです。野菜の生育に特に必要とされる肥料の3大要素が窒素、リン、カリの3つ。そしてロシア17%、ベラルーシ15%、両者で世界生産シェア32%を占めているのがカリウム。植物自身の抵抗力を高める働きがあり、不足すると葉部分が枯れ、果実の品質が落ちたりします。日本もカリウムを全量輸入に依存しています。
レアメタル等に目を転じると必要量は少なくても供給されないとサプライチェーン全体に影響を及ぼすものも多い。難易度は高いものの様々な観点からウクライナ危機の解決が求められています。
そして、世の中は、「肥料」のように不可欠なものばかりであると痛感する毎日です。
田中道昭
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