コメンテーターとして出演しているテレビ東京WBS、昨日11月24日放送でスタジオ出演いたしました(通算37回目)。
昨日は、「EVシフト日本は“減速”?ガソリン車温存のためバイオ燃料推進?」(自民党「バイオ燃料推進議連」を立ち上げ)のニュースを受けて、バイオ燃料推進での国際競争のポイントやすでに指数関数的に成長しているEVシフトの状況について解説しました。
「グリーンプレミアム」—化石燃料とグリーン燃料の差額をテクノロジーで縮小させていくことが国際競争のポイント。EVシフトについては全世界新車販売に占めるEVの割合が19年:2.5%、20年:4.2%、21年:8.6%と増加している状況のなか、「まだ10%と見るか、ここで一気に危機感を高めるか、大きな分岐点」であると解説。
「四半期決算短信を任意に 金融庁案、適時開示に一本化」のニュースに対しては、「もはや隠せない時代」の到来→隠さない企業・開示する企業が評価される等とコメントいたしました。「インバウンドだけじゃない! 百貨店好調!」のニュースに対しては、三越伊勢丹の事例を挙げ、コロナ禍でインバウンドが消失し小売の中で最も苦境に喘いでいた百貨店が構造改革を実現した中身について解説。
デジタル化の推進—スマホのアプリで消費者とつながり、「認識顧客」を19年の約50%から22年には約70%と増やしたこと、それによってカスタマイズしたサービスを提供し、客単価も向上。
顧客セグメントの絞り込み―価格志向ではない富裕層取り込みに注力、同関連売上を増やしたこと。これらの施策によって、国内消費で利益が出せる体質への転換を実現、来年以降のインバウンド拡大は大きな伸びしろになっている状況を解説いたしました。
さらに激動のワールドビジネス環境の中、私自身も愚直に努力を積み重ねていきたいと思っております。
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
田中道昭
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