NewsPicksの年末年始恒例企画の来年度版、「2019年大予測」特集100が本日から年始1月半ばにかけてスタートしましたが、その初日・第1弾4名の一人として、私の執筆した「2019年大予測:アマゾンとベゾスの戦略」が配信されました。
初日・第1弾としては、
経済同友会代表幹事の小林喜光さん(「2019年大予測:平成のアップデート」)、
吉本興業CEOの大崎洋さん(2019年大予測:エンターテインメント)、
内閣官房シェアリングエコノミー伝道師の石山アンジュさん(2019年大予測:シェアリングエコノミー)の「大予測」が配信されています。
「デジタルシフトしたものは破壊的になる」―これが、「なぜ”アマゾンエフェクト“という現象が起きているのか」を読み解く大きな鍵です。アマゾンは様々な商品・サービスや事業をデジタルシフトしてきています。本をデジタル化したものがキンドル。キンドルによってデジタルシフトされた本というビジネスは、破壊的イノベーションを迎えました。
それではアマゾンのCEOであるジェフ・ベゾスはデジタルシフトの本質をどのように捉えているのでしょうか。
ベゾスを継続的にフォローしてきた私には、彼はそれをスピード、つまりは「アマゾン・スピード」と捉えているのではないかと思っています。デジタルシフトはスピードを確保することが大きな目的なのです。
ベゾスは、大切なことであればそれを何度でも繰り返し言うことでも有名ですが、その常套文句の一つが「Day 1」。
アマゾンの米国サイトの正式ブログの名称もDay 1ブログ。
ベゾスのオフィスがあるビルには必ずDay 1という名称をつける・・・
そしてベゾスは、常にアマゾンにとっては今日が創業日だ!と繰り返し述べているのです。
それは、彼が、アマゾンにおいて継続的にイノベーションを生み出していくために最も重要なことは、スタートアップ企業のようなスピーディーな企業DNAを維持することが生命線であると確信しているからだと観察しています。
「アマゾンの近未来を予測するために最も重要なことは何か」という視点で本稿をお読みいただけたら幸いです。
https://newspicks.com/news/3534808?ref=picked-news_9384
来年度予測のものとしては、『文藝春秋2019年の論点100』においても、次世代自動車産業予測を執筆させていただいております。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
田中道昭