「羽鳥慎一モーニングショー」で、企業のコンプライアンスや危機管理という視点からコメントをさせていただきました。
コンプライアンスには、「法令で明確にルールが定められているもの」と「そうではないもの」があります。
「そうではないもの」については、人の価値観、世論といったものが、企業側の対応はどう在るべきかを大きく左右していくことになります。それを受けて企業側は自社の価値観から対応を決定していきます。
今回は、過去の音楽作品などが議論の焦点となっています。企業側の自粛や自己規制の範囲が問われています。
トップダウンで一部の人間がルールを決めていくのではなく、こうして多くの人が議論して在り方が形成されていくのは望ましい流れであると思っています。
今回のコメント依頼に対しては、本件で炎上が相次いでいるなかで、お受けするか否かを考えましたが、議論の一つになればいいと思い、勇気をもって発言させていただきました。
いろいろな意見があってしかるべきなかで、いろいろな意見が実際に出され、それらの議論を踏まえてルールが形成されていく。本来在るべき流れではないかと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
田中道昭