コメンテーターとして出演しているテレビ東京WBSワールドビジネスサテライト、昨日2月29日の放送でオフィスから出演、損保大手持ち合い株売却ついてコメントいたしました。
企業向けの保険料を事前調整していた問題を受けての損保大手4社が政策保有株ゼロ政策。株式の持ち合いは海外投資家から日本の非効率経営の象徴と見なされてきたことから、株式市場全体にとっては望ましい方向性であると思います。より重要なのは、売却代わり金を成長事業に投資するなど資本効率の改善ができるかどうか。そして、企業向け保険は4社でシェアが9割を超える寡占状況となっている損保業界において、持ち合い解消のきっかけとなった問題を解決するには、コンプライアンス強化だけではなく、顧客起点の経営への転換などより本質的な経営改革が求められていると思います。
本件については、今朝の朝日新聞朝刊でも私のコメントが掲載されています。ご参考にしていただければ幸いです。
以上引き続きよろしくお願い申し上げます。
田中道昭